80年代韓国民主化運動を市井の人々の視点で描いたコミック「沸点 ソウル・オン・ザ・ストリート」(チェ・ギュソク/ころから刊)読む。フレデリック・ポアレや初期の高浜寛を彷彿とさせる画風、極めて映画的なストーリー。オタクの「MANGA宗主国日本」意識なんて軽く吹き飛ぶ傑作だ!— dog_dog! (@dog_dog) 2016年7月2日
この手の話にありがちなキャラの主人公はあくまで狂言回しで(後半は殆ど檻の中だし…)、本当に魅力的なのは周囲の人々だ。「息子がアカになっちまった!」と狼狽えるお母さん、長い髪を切った先輩。元活動家のサラリーマンは、タクシー運転手は、反共お父さんは、沸点を迎えた瞬間何を思ったのか。— dog_dog! (@dog_dog) 2016年7月2日
水は100℃で沸騰する。水の温度は測れば判るが社会の温度は判らない。「立法府の長」を自認し、立憲主義を蔑ろにして憚らない総理を頂くこの社会はいま何度だ?冷笑や諦めで冷えきった温度を少しでも上げるために、チェ・ギュソクの「沸点」を1人でも多くの人に読んでもらいたい。民主戦取!— dog_dog! (@dog_dog) 2016年7月2日